碑名:震嘯災記念

資料概要

【碑銘】
震嘯災記念
【建立年】
昭和8.11.11
【施主】
【施主分類】
【建立場所】
金比羅神社
【対象災害】
昭和津波
【大きさ】
高330㎝幅98㎝厚98㎝
【タグ】

碑文面

  • 【表】地震海鳴りほら津浪

  • 【裏】維持昭和八年三月三日午前二時三十分四十八秒、突如として強震あり。爾後半刻にして洋上遥か大音響を聞き、閃光の発するを見るや間髪を容れざるに海嘯の襲う所となる。怒濤天空を摩し、くだけて地上を洗う。一瞬多数の生命を奪い、財産を拉す。阿鼻叫喚の声随所に充ち、その惨状言語に絶す事天聴に達し、かしこくも救恤の資を賜う。皇恩無窮感激に堪えず、聖旨を奉戴して官民一致この間に処し、孜々としてこれが復興に努め、その方途を誤らず。全国の同情また翕然として集まり、もって罹災民をして能くその全きを得しめたるを喜ぶ。被害地住民は永くこの災禍を追想し、宜しくこれが警戒と予防に努むるの要有らん。ここに東京朝日新聞社募集の義援金をもってするこの記念碑建設に当り、青森県知事多久安信は標語を記し、もって深く銘戒せしむ。

地点概要

【所在地】青森県三沢市四川目【緯度】40.698864【経度】141.424000
【地点備考】

出典

  • 卯花政孝(2002)「三陸沿岸の津波石碑・標石(含む墓石)ー青森県三沢市~岩手県岩泉町ー」『津波工学研究報告第 19 号』東北大学

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