碑名:忠烈永芳
資料概要
- 【碑銘】
- 忠烈永芳
- 【建立年】
- 昭和3.6.15
- 【施主】
- 箱崎講中
- 【施主分類】
- 講中
- 【建立場所】
- 沿道
- 【対象災害】
- 明治津波
- 【大きさ】
- 高256㎝幅130㎝厚45㎝
- 【タグ】
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碑文面
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【表】故上閉伊郡箱崎小学校教員栃内案吉氏は盛岡の人なり。性朴実にして、漢籍に通じ、村民の信望厚し。偶々明治二十九年六月十五日大海嘯起こるや老母を家族に施し、奮然身を挺して聖影の奉遷に赴き、不幸にして波涛に流さる。翌日、前川徳蔵氏君を汀辺に索む。全身傷を負い、半ば駆泥に埋れ、気息奄々としてなお影を奉持す。すぐに小川忠四郎氏宅に移し、療を加えるも遂に起きたり。齢五十五聞く者痛惜せなるなし。誠忠まことに世の亀鑑たり。小林弘三氏は里人と相謀りて、これを碑に勒し、もって偉烈を後昆に伝う。【殉難者の記載】
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【裏】-
地点概要
【所在地】岩手県釜石市箱崎町(箱崎)
【地点備考】-