碑名:佐須浜海嘯記

資料概要

【碑銘】
佐須浜海嘯記
【建立年】
【施主】
【施主分類】
【建立場所】
防潮堤近傍
【対象災害】
明治津波
【大きさ】
高87㎝幅75㎝厚33㎝
【タグ】

碑文面

  • 【表】回顧■■■■は明治二十九年六月十五日午後七時半頃、暴雨の最中、俄然大海嘯あり。三陸沿岸の悲愴を極む中について、釜石附近はその被害の最も酷烈なるものなり。而して当佐須浜の如きは、人畜まことに殆んど全滅す。その惨愴の光景や筆紙の能く尽くす所にあらず。それ被害前における我が佐須浜■■人家11戸、住民男女97七人の小部落たりき。而して同胞83人、悲鳴一声■聞、その影を没す。死体を発見する者ただ2人あるも、辛くも免れて生存する者、実にわずか20人あるのみ。他に海嘯の猛■如何を約言せば激浪6丈に余り、大佐須の酌沢を■し、小佐須の瀧沢を洗い、人家の如きはその破■くも存せず。ああこれ即ち全滅セせりという所以なり。這般■山に建碑し。ここに二十七回の追吊を営■■■■記して、もって後■■資とす。

  • 【裏】-

地点概要

【所在地】岩手県釜石市大字平田(佐須)
【地点備考】

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