碑名:海嘯遭難記念之碑

資料概要

【碑銘】
海嘯遭難記念之碑
【建立年】
昭和3
【施主】
12名連名
【施主分類】
個人
【建立場所】
(県)桜峠平田線脇
【対象災害】
明治津波
【大きさ】
高270㎝幅160㎝厚155㎝
【タグ】

碑文面

  • 【表】 明治二十九年六月十五日邦俗端午の故をもって閭里交賀し、家族互いに歓娯す。この日朝より陰晴不定昔微雨を伴う。暮天地震うこと両三次、午後八時に及び海上に突如殷雷の如き響を聞く。須臾にして狂瀾洪濤天を衝いて襲い来たり。部内800の生霊を奪い、300の屋舎を壊滅し去る。ために部民の桔据経営によりて成れる我が本郷の街区忽焉として荒陬と化し、また幽闇のうち濁浪に漂いし同胞の叫喚、今尚啾々の声あるを、疑いの疲憊の余り身をもって免れたるもの僅かに20名、悽惨またいうべからず。衆庶後昆宜しく協同輯睦民風を振粛し、もって先霊を弔い追遠の誠を数致すべし。昭和三年第三十三回忌辰に丁り、有志相謀りてここに記念の碑を建て、永く世に?ぐ。

  • 【裏】【発起者、寄付者等の氏名の記載】

地点概要

【所在地】岩手県釜石市唐丹町字本郷
【地点備考】

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