碑名:昭和八年津浪記念碑

資料概要

【碑銘】
昭和八年津浪記念碑
【建立年】
昭和9.10.17
【施主】
【施主分類】
【建立場所】
金刀毘羅神社
【対象災害】
昭和津波
【大きさ】
高155㎝幅65㎝厚15㎝
【タグ】

碑文面

  • 【表】大津浪くぐりてめげぬ雄心持ていざ追い進みまい上らまし  英彦

  • 【裏】維時昭和八年三月三日暁二時半、俄然激震起り。海嘯轟然前の海嘯に体験せる部落民海嘯襲来なるを直観し、避難するを得たり。直に救援出動隊厳島艦慰問の来港を見る。明治二十九年の三陸大海嘯に比し人畜の被害僅少なれど、船舶粉碎、納屋流失の被害また少からず。今被害の対照を下に記す。被害の趣、畏くも天聴達するや御内帑金を賜わり、親しく大金侍従を御差遣あらせられ、三月十日湊小学校において優渥なる誓旨の御伝達を賜う。集う部落民惶懼感泣す。ほか宮家よりの御慰問金あり。もって大国旗に替え、毎年三月三日二掲揚し、永く記念するものなり。

地点概要

【所在地】岩手県久慈市湊町【緯度】40.203255【経度】141.791789
【地点備考】

出典

  • 卯花政孝(2002)「三陸沿岸の津波石碑・標石(含む墓石)ー青森県三沢市~岩手県岩泉町ー」『津波工学研究報告第 19 号』東北大学

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