碑名:津浪記念碑
資料概要
- 【碑銘】
- 津浪記念碑
- 【建立年】
- 昭和9.3
- 【施主】
- 気仙町
- 【施主分類】
- 市町村
- 【建立場所】
- 沿道
- 【対象災害】
- 昭和津波
- 【大きさ】
- 高282㎝幅135㎝厚19㎝
- 【タグ】
- -
碑文面
-
【表】一、不時の津浪に不断の用心一、地震の後どんと鳴ったら津浪と思へ一、地震の後潮が退いたら警鐘を打て一、津浪來たなら直ぐ逃げろ一、金品より生命
-
【裏】昭和八年三月三日午前二時三十分、地震うこと約三分、続いて海に爆音あり、後三十分ばかりにして激浪狂波地を巻いて来たり。本港部落またほとんど全滅の災に罹り、倒潰家屋54戸、死者32名、傷者20名に及び、死体旁午、梁棟狼籍、風ために咽び、気ために生臭し。而して災後生存民はなおその地を去らず。明治二十九年の這般災厄、当時における波浪の状況に鑑み、工費二万数千円を投じ、5,500坪の地区新に土を盛ること高さ約9尺、東南端に石堤を築き、その南側一帯を緩衝地に充て、もって綢繆の計をなし、もって安住の地を定む。ここにこの碑は東京朝日新聞社の募集配贈に係る義援金をもって建設したるものにして、要は這般の難を記念し、併せてそのよる所を後人に諺けんがためなり。
地点概要
【所在地】岩手県陸前高田市気仙町字湊
【地点備考】-